インドネシアでの2週間は、節約を意識したバックパッカーならひとりあたりおよそ96,000〜117,500円(630〜770 USD)、ミドルレンジで約277,500〜341,500円(1,820〜2,240 USD)、本格的なラグジュアリーなら約640,000円(4,200 USD)以上が目安です。いずれも、日本からの国際線は含みません。この差を生んでいるのは国そのものではなく、あなたの選択です。どこに泊まるのか、島の間を何回飛ぶのか、そしてコモドのライブアボードのような目玉体験を加えるのかどうか。
この記事では、14日間のインドネシア旅行をスタイル別・費目別に分解し、2026年の数字とともにご紹介します。漠然とした平均額ではなく、自分が本当に望む旅し方に合った予算を組み立てていただくためです。なお、ミドルレンジとラグジュアリーの間にあるコンフォート帯は、前後の水準から推定した当社独自の見立てですので、確定価格ではなく計画の目安としてお考えください。
旅のスタイル別・インドネシア2週間
インドネシアはどんな予算にも応えてくれる国です。だからこそ、たったひとつの数字では意味をなしません。下の表は、国際線を除いたひとりあたり2週間の、正直な費用の幅です。
バックパッカー
- 1日あたり(USD)
- 約45〜55
- 14日間の合計(USD)
- 約630〜770
- 1泊の宿泊費
- ドミトリーやゲストハウス、10〜25
ミドルレンジ
- 1日あたり(USD)
- 約130〜160
- 14日間の合計(USD)
- 約1,820〜2,240
- 1泊の宿泊費
- ブティックまたは4つ星、60〜100
コンフォート(推定)
- 1日あたり(USD)
- 約180〜250
- 14日間の合計(USD)
- 約2,500〜3,500
- 1泊の宿泊費
- 上質なホテル、120〜180
ラグジュアリー
- 1日あたり(USD)
- 300〜
- 14日間の合計(USD)
- 4,200〜
- 1泊の宿泊費
- リゾート、300〜
| スタイル | 1日あたり(USD) | 14日間の合計(USD) | 1泊の宿泊費 |
|---|---|---|---|
| バックパッカー | 約45〜55 | 約630〜770 | ドミトリーやゲストハウス、10〜25 |
| ミドルレンジ | 約130〜160 | 約1,820〜2,240 | ブティックまたは4つ星、60〜100 |
| コンフォート(推定) | 約180〜250 | 約2,500〜3,500 | 上質なホテル、120〜180 |
| ラグジュアリー | 300〜 | 4,200〜 | リゾート、300〜 |
階層間の差を生んでいるのは、主に宿泊と移動手段です。ドミトリーやゲストハウスに泊まり、バスとフェリーで動くバックパッカーと、高級ホテルに泊まって専属ドライバーを使い、国内線を足すコンフォート層とでは、まったく同じ島を巡っていても費用は桁違いになります。まず自分の階層を決め、それに合わせて旅を組み立てていきましょう。
バックパッカーの予算|約96,000〜117,500円(630〜770 USD)
1日あたりおよそ7,000〜8,500円(45〜55 USD)なら、質素ながらしっかり旅ができます。1泊約1,500〜4,000円(10〜25 USD)のドミトリーや素朴なゲストハウスに泊まり、ワルンや屋台で数ドルの食事をとり、バス、フェリー、乗合ミニバン、レンタルバイクで移動し、有料ツアーより寺院、滝、ビーチといった無料または安価な体験を選ぶスタイルです。ひとつの地域にほぼ留まり、国内線を使わず、現地の人と同じように暮らせば、2週間で約53,500〜74,500円(350〜490 USD)という下限も実現できますが、多くの人が求める大きな体験を組み込む余地はほとんど残りません。
ミドルレンジの予算|約277,500〜341,500円(1,820〜2,240 USD)
1日あたりおよそ20,000〜24,500円(130〜160 USD)になると、ドミトリーから1泊約9,000〜15,000円(60〜100 USD)のブティックホテルや4つ星の個室へと変わります。ワルンときちんとしたレストランを織り交ぜて食事をし、長い陸路移動を省くために国内線も適度に利用し、ガイド付きの日帰りツアーも一つひとつ悩まずに予約できます。2週間でインドネシアを見るには最も人気のあるスタイルで、バリ島+フローレス島やロンボク島といった複数の島を巡るルートに、目玉となる体験を1つか2つ組み込む余裕も十分にあります。

コンフォートとラグジュアリーの予算
コンフォート帯はミドルレンジとラグジュアリーの中間で、1日あたり推定約27,500〜38,000円(180〜250 USD)、2週間ではおよそ381,000〜533,500円(2,500〜3,500 USD)。1泊約18,500〜27,500円(120〜180 USD)の上質なホテル、ほとんどの日の専属ドライバー、そして妥協の少ないゆったりしたペースが手に入ります。この帯は確定した見積もりではなく、あくまで計画の目安としてお考えください。本格的なラグジュアリーは1日約45,500円(300 USD)前後から始まり、2週間で約640,000円(4,200 USD)以上。1泊45,500円(300 USD)からのリゾート滞在、専属ガイド、そして高級ピニシ船のチャーターといった特別な体験が含まれます。この水準になると、上限を決めるのは国ではなく、選ぶ体験そのものです。
お金はどこに消えるのか
どの階層であっても、2週間の予算は同じ5つの費目に分かれます。その全体像をつかんでおけば、ひとつを調整しても旅全体が崩れずに済みます。
国内線

ラブアンバジョ、フローレス
コモド(ミッドレンジのラインアイム)
ラブアンバジョからスピードボートで主要な公園の停泊地へ向かう日帰りツアーです。ドラゴンを予算に組み込む最も安価な方法です。
インドネシアは広大なので、2週間で複数の地域を見るなら島から島へ飛ぶのが現実的です。1区間あたり約9,000〜13,500円(60〜90 USD)で2〜3区間が一般的なので、合計約23,000〜38,000円(150〜250 USD)を見ておきましょう。
国内線は、自分で動かせる予算のレバー
インドネシアは広大なので、バリ島の外まで足を伸ばす2週間の旅では、たいてい2〜3回の国内線が必要になります。たとえばジャカルタからバリ島、そこからラブアンバジョへ。1区間あたり約9,000〜13,500円(60〜90 USD)が一般的なので、合計約23,000〜38,000円(150〜250 USD)を見込んでおきましょう。2〜4週間前の予約で最大40%ほど下げられるため、日程を確定する前にルートの費用を試算しておくのが、旅を予算内に収める一番の近道です。
宿泊
階層間の差が最も大きく出るのがここです。ドミトリーやゲストハウスが約1,500〜4,000円(10〜25 USD)、ミドルレンジのブティックや4つ星が60〜100、上質なホテルが120〜180、リゾートは300から。14泊分ともなれば、ベッドの選択だけで合計額は1,000ドル以上動きます。
食事
食事はどの予算にも優しい費目です。ワルンや屋台の食事は数ドルで、しかも旅で一番おいしかったと感じることも少なくありません。ミドルレンジのレストランで約1,000〜2,500円(8〜15 USD)前後。ファインダイニングを積極的に探さないかぎり、食費が大きく膨らむことはありません。ローカルに食べることは、節約であると同時に旅のハイライトでもあります。

アクティビティとダイビング
寺院や滝は1〜2ドル、ガイド付きの日帰りツアーが約4,500〜9,000円(30〜60 USD)、ダイビングは1日約12,000〜23,000円(80〜150 USD)前後、数日がかりのトレッキングなら約38,000〜61,000円(250〜400 USD)ほど。記憶に残る旅をつくるのはこの費目なので、削るとしたら最後に回してください。
現地の交通
バックパッカーはバスやフェリーに1日約1,500〜3,000円(10〜20 USD)、これに1日約1,000〜1,000円(5〜7 USD)程度のレンタルバイクが加わります。コンフォート層は専属ドライバーに1日約4,500〜7,500円(30〜50 USD)。バリ島からロンボク島やギリ諸島へといった島間のフェリーやボートは、旅全体でおよそ7,500〜23,000円(50〜150 USD)の上乗せになります。
コモドやラジャ・アンパットを加える場合
予算が一段階跳ね上がる最大の理由は、目玉となる体験です。インドネシア東部では、それはたいていコモドを意味します。あとから驚かされるのではなく、最初から意識して組み込みましょう。詳しくはコモド旅行の費用ガイドとコモドのライブアボード徹底ガイドをご覧ください。
コモドを加えるといくら増えるか
予算が一段階上がる最も多い理由が、コモドのライブアボードです。2泊3日のライブアボードで、エコノミーからダイビング仕様までひとりあたり約33,500〜106,500円(220〜700 USD)。これにバリ島とラブアンバジョ間の往復航空券が約18,500〜27,500円(120〜180 USD)、さらに1日あたり約3,500〜7,000円(22〜47 USD)の入園料が加わります。現実的には、控えめに見積もってもコモドを足すことで2週間の旅はひとりあたり約68,500〜152,500円(450〜1,000 USD)上がります。ラジャ・アンパットはさらに高くつくので、決める前に別途試算してください。
2週間の旅を、決めた階層に収めるコツ
インドネシアの予算を実際に動かすレバーは、多くありません。国内線は2〜4週間前に予約すること。列島全体を飛び回って航空券で支払うのではなく、1つか2つの地域をじっくり巡ること。ローカルな食事を遠慮なく楽しむこと。大きな体験は1つか2つに意図的に絞り、その前後の平凡な日は節約すること。そして、宿泊費が下がり人も少ないショルダーシーズンに旅すること。これらを押さえれば、選んだ階層の中で驚くほど豊かな2週間が実現します。
インドネシア2週間の旅を計画する
階層を決め、地域を1つか2つに絞り、奮発する価値のある体験を選ぶ。それができれば、残りの予算は自然と収まります。ルートとペース配分の感覚をつかむにはインドネシア2週間のモデルコースをご覧ください。ご自身のスタイルと日程に合わせて費用を試算し、旅の形を整えたくなったら、旅のご相談を承ります。平均値ではなく、あなたのご予算に合わせて組み立てます。

執筆者
Asik Travel Editorial
地元の旅行エディター
私たちが販売する島々から、ガイドやオペレーターの第一線の情報をもとに記事を書いています。
よくある質問
インドネシア2週間の費用はいくらですか?
国際線を除いたひとりあたりの目安は、節約重視のバックパッカーで約96,000〜117,500円(630〜770 USD)、ミドルレンジで約277,500〜341,500円(1,820〜2,240 USD)、コンフォート帯で推定約381,000〜533,500円(2,500〜3,500 USD)、ラグジュアリーなら約640,000円(4,200 USD)以上です。最も大きく効いてくるのは、宿泊、国内線の本数、そしてコモドのライブアボードのような目玉体験を加えるかどうかです。
インドネシアは旅費が安いですか?
とても安くも、本格的な高級旅行にもなり得るのがインドネシアの魅力です。バックパッカーは安価なワルンの食事、ゲストハウス、ローカル交通のおかげで1日およそ7,000〜8,500円(45〜55 USD)で旅できますが、コンフォート層やラグジュアリー層はホテル、専属ドライバー、上質な体験にはるかに多く費やします。食事と現地交通はどの階層でも手頃なままで、総額を動かすのは宿泊と航空券です。
インドネシアの国内線はいくらですか?
1区間あたり、たとえばバリ島からラブアンバジョ、ジャカルタからバリ島などで、おおむね約9,000〜13,500円(60〜90 USD)が目安です。2週間で複数の島を巡るなら通常2〜3区間必要になるので、合計約23,000〜38,000円(150〜250 USD)を見込んでください。2〜4週間前に予約すれば、最大40%ほど安くなることもあります。
コモドを加えると費用はどれくらい増えますか?
コモドのライブアボードは、控えめに見積もっても2週間の旅にひとりあたり約68,500〜152,500円(450〜1,000 USD)を上乗せします。内訳は、2泊3日のライブアボードが約33,500〜106,500円(220〜700 USD)、バリ島とラブアンバジョ間の往復航空券が約18,500〜27,500円(120〜180 USD)、入園料が1日あたり約3,500〜7,000円(22〜47 USD)です。ラジャ・アンパットはさらに高くなるため、別途試算することをおすすめします。
インドネシアを2週間、最も安く旅する方法は?
航空券代を避けるため1〜2地域に絞り、ドミトリーやゲストハウスに泊まり、ワルンや屋台で食べ、バス、フェリー、レンタルバイクで移動し、寺院、滝、ビーチといった無料の体験を選ぶことです。この方法なら2週間でひとりあたり約96,000〜117,500円(630〜770 USD)、国内線を一切使わなければさらに抑えることもできます。


